白山と合掌造り
白山と合掌造り
白川郷の地に合掌造りが生み出された背景には白山の存在が大きく関わっています。白山による合掌造りが形成された要因は主に以下の二つです。
1.平地の少ない山間地
約40万年前から始まる白山の火山活動によって白川郷は大きく隆起し平地の乏しい山間地となります。結果農地に恵まれず白川の人々は「養蚕業」を主体とした山地利用の商品生産に生きる糧を求めました。
2.世界有数の豪雪地
白山は、冬季に日本海の水分を大量に含んだ北西の季節風を受け止め、麓に大量の雪を降らせます。結果白山の麓に位置する白川郷は世界でも最も低緯度にある豪雪地の一つとなりました。
以上のように山間豪雪地という厳しい自然環境は白山により生み出されました。合掌造りの最大の特徴「切妻造り」の屋根の形状は、屋根裏を養蚕の飼育場として使うために生み出された形状であり、その飼育場をわざわざ屋根裏に求めた背景には、平地が少ないために自給農地を別棟の飼育建屋によって犠牲にしたくないということや、冬場の雪下ろしをする建屋を増やしたくないということが大きく関わっています。
ここでは合掌造りを生み出した「白山」を深堀して見て行きたいと思います。
該当の個所をクリックすると詳細ページを確認できます。
