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ここで生きるために
「白川郷・五箇山の合掌造り集落」は平成7年(1995)世界文化遺産に登録されました。白川郷と五箇山は白山麓の急峻な山々に囲まれた日本でも有数の豪雪地です。この厳しい自然環境で生きるためには知恵を絞らなければ生き抜くことはできません。合掌造り家屋はこの地における知恵の結晶であると言えます。そこには当時の人々が「ここで生きるために」ふり絞った知恵を見ることができるのです。
日本で唯一の庶民の生活集落資産
合掌造り家屋は近世期の庶民の住宅「民家」です。国宝級の城郭、宗教資産など特権的な階級が作り出した資産を中心に構成される日本の世界遺産の中にあって「白川郷・五箇山の合掌造り集落」は唯一、庶民の生活集落そのものが遺産となった異色の存在です。反面、本当の日本の歩みを世界の人々に説明する上で、公家、上流武士、僧侶などの特権的な階層だけではない、庶民階層の文化を知ってもらうという点で欠かすことができない存在であるとも言えます。
ようこそ「白川郷・五箇山の合掌造り集落」世界遺産センターへ
この世界遺産センターは、そんな「白川郷・五箇山の合掌造り集落」のもつ価値を学ぶデジタル上の博物館施設です。白川郷・五箇山に訪れる前でも後でも本当の魅力を当センターで知ることで合掌造り集落の真の姿が見えてくることでしょう。ようこそ白川郷・五箇山の合掌造り集落の世界へ!
世界遺産である白川郷と五箇山地方の合掌造り家屋は日本のど地方にも見られない極めて特異な形態であり、また、日本で最も発達した合理的な民家の1つの形態でもあります。
遺産は3箇所の山村集落からなり、霊峰白山の麓の白川郷と五箇山地方の険しい山間の地に分散して所在しています。